Workshop

「切って貼って踏んで作る親子で楽しむ版画制作」

- 夢の動物王国をつくろう -

募集要項



版画って難しそうに思いますが、難しいことはなんにもありません。今回のワークショップではガムテープと段ボールを使って版を作り, 最後にみんなで大きな壁画のような版画を作りたいと思います。絵が下手でも大丈夫。絵は描きません。初めての人は大歓迎。手と体を動かす遊びの中なから生まれる作品をみんなで作ってみませんか。きっと子供も大人も新しい発見があると思います。

□座間子どもの家保育園「切って貼って踏んで作る親子で楽しむ版画制作 -夢の動物王国をつくろう-」
開講日時:2010年10月9日(土)
時間: 13 : 30 - 15 : 45
会場:座間子どもの家保育園
対象:両親(または祖父母)と在園児、その兄弟(低学年まで)
定員:参加人数制限なし、
受講料:無料
講師:大矢雅章
アシスタント:谷口瑞穂
主催:座間子供の家保育園「父母の会学習編集委員会」
協力:座間子供の家保育園





講座詳細


■持ち物
汚れても良い格好で来てください。
エプロン・子供用軍手・段ボール

■講座必要用具
材料:段ボール、ガムテープ、霧吹き、油性インク、ポスターカラー、和紙 10m x 1m 、たんぽ、マジック、新聞紙、ぼろ布 (材料費:約10.000円)

■講座行程
□作業工程
13:30―13:45 説明・チーム分け
13:45―14:30 テープ貼り
14:30―15:00 水彩絵の具吹きつけ
15:00―15:30 足踏み刷り・お話
15:30― アンケート記入・片付け・解散 



講師の所感

このワークショップは子供の描いた絵の本質が、なかなか親に伝わらないという自身の体験に基づき発案した。子供の言葉や絵はダイレクトで物事の本質を捉えているが、物事の詳細を聞き、考えて判断する大人には、あまりに限定された要素から生み出される子供の言語(絵)はなかなか通じないものになっているかもしれない。今回は親子で話しながら動物を作ることで、親が子供の「言葉=絵」を読み解く小さな手がかりになればと思う。併せて日本人の特性として大人・子供双方にある「絵は上手に描きたい」いう概念を取り払うために、その概念が通用しない材料を使って制作を試みることにした。

ワークショップという性質上、進行しながら内容を確定していった。但し、当初設定していたベースラインからの大きな変更点として、各家庭ごとに制作する予定だった動物を、5チームに分けて制作することにした。作業が進みやすいと思われがちな家庭という日常のチームよりも、保育園の縦割り保育という制度に基づいて、非日常の関係をもったチームに分けたことで、他者の介入がよい刺激となって作業が円滑に進み、大型の作品を制作するよい要素として働いたように思う。制作進行についても各チームにまかせて進めることとなったが、「貼る」という作業について各チームがそれぞれに出したアイディアは、チームごとにユニークで想像性が発揮されていたように感じた。

幼少の子供(3-5歳児)には長時間の制作となったが、最終的な結果を想像させない、飽きにくい作業工程を盛り込んだことで、子供・大人ともに約2時間集中して作業出来たようだ。特に各行程で、体と簡単な道具を使った作業を盛り込んだので、行程にアクセントがつき、より集中出来たのではないだろうか。

最終的に出来上がった大きな動物たちは、それぞれに工夫の見える、大らかな動物らしさが溢れる作品になった。見た目は大体どんな動物、という感じが分かる程度であったが、何の動物であるかという説明ではなく、今回の作品が、本来人が認識している「動物」の本質をあらわすようなものに仕上がったことは、子供が描く「言葉=絵」に繋がる部分もあるようで興味深い。また、提案者として想像していたベースラインが、短い時間内に参加者の提案や発想から良い方向で発展し、各自が思いもよらなかった作品になったことは、提案者、参加者それぞれに大きな収穫をもたらしたのではないだろうか。

以上