Workshop

描いて作る銅版画の不思議

募集要項



まず銅板に絵を描くんだ。紙を貼ったっていいんだよ。
その銅板を腐食(化学変化)させて、インクをのせて、さあ刷ってみよう。
するとどうだろう-どんな世界が見える?
それが版画でつくった、きみのもうひとつの世界だよ。

多摩美術大学生涯学習講座あそびじゅつ(子供講座)「描いて作る銅版画の不思議」
2007年3月26日、27日
□開講日時
・Aクラス:2007年3月26日(月)10:00~15:00
・Bクラス:2007年3月27日(火)10:00~15:00
場所:多摩美術大学上野毛キャンパス
対象:小学1~6年生
定員:各15名
受講料:3000円(材料費別途1000円)
講師:大矢雅章
アシスタント:3名


講座内容



この講座は「なんでどうしてっていう」子供の好奇心から、こんなものが出来てしまったという驚きを引き出します。理科と図下工作を足した要素を持っています。私は子供の時、なぜなぜ君でした。しかし残念なことに多くの大人は私の関心の答えを教えてくれなかったのです。大人になってもなぜどうしてっていう、根源的なことにいつも興味があります。 この講座は子供の時の私におくるメッセージなのかもしれません。

まず銅という素材の話です。金属の原石や加工されたものを実際にみせて素材についての理解を深めます。 作業は普段使い慣れているマジックやシールを使って銅版画を作ります。銅板にマジックペン(またはシールを貼ること)で描画し、腐蝕液に浸けるだけで制作出来る簡単な行程を通じて、固いと思っている金属が腐蝕液という薬品で簡単に変化していく様子を見ることで、驚きと発見を子供達に体験してもらえたらと思います。

また制作した版を刷ることで反転したイメージが紙の上に刷りあがる楽しさを知ってもらえたらと思います。最終的に銅版を塩と酢の飽和溶液で洗うことで銅版の色がバラ色になる過程を体験してもらいます。 刷った版画はみんなで洗濯物のように吊してみんなの世界を眺めます。

講座詳細



■講座行程

□午前中行程
・8:30-10:00 集合し行程の説明と準備を行う。

・10:00-10:15 講座の簡単な説明と十円玉を使って銅がどんなものなのかを話します。その際に実際の鉱物を見せて鉱物からこの銅が出来ているという簡単な話をします。

1.銅って知ってる?
2.銅はこんなものになっているよ。
3.銅はこんなものから出来ているよ。
4.銅はどこで採れるの?

・10:15-10:30 実際にお手本としてシールを切る、マジックで描く実演をする。失敗しやすい注意点を具体的に話しをする。

・10:30-11:30 作業

☆11:30-12:30 昼食 昼食前に腐蝕液に入れる所を見せる。
※子供達の昼食時間中にスタッフが腐蝕液に浸ける。

□午後行程
・12:30-12:40 腐蝕液から出して見せる。変化した様子を見てもらう。
・12:40-14:30 色インクを使用した刷りを行う。(2枚から3枚)
・14:30-15:00 廊下に吊した版画をみんなで見て、先生からの話をする。

■持ち物
汚れても良い格好で来てください。
エプロン・子供用軍手

■講座必要用具
銅板:22.5×18.0cm
紙:いずみ中判4分の1 一人3枚(中判25枚)
銅版画カラーインク
寒冷紗
人絹
紙べら
カッティングシート 一人あたり22cm角
はさみ
マジック(ZEBRA油性マッキー極細)
腐蝕液:塩化第二鉄
※腐蝕液、消耗品等は工房にあるものを使用する